中部地方釣り行脚の旅

日時:2019年11月10日 9:00~10:00頃&13:00~16:00頃、12日 11:00~15:00頃
天候:10日 晴れ(微風)、12日 晴れ(風少し)
場所:富山県氷見漁港、石川県能登島、長野県フィッシングランド鹿島槍ガーデン
釣法:ウキ釣り、チョイ投げ釣り、ルアーフィッシング(スプーン)、テンカラ
釣果:サヨリx1、ササノハベラx1、マダイx1、ニジマスx5、ブラウントラウトx2

更新が遅くなってしまいましたが…、お休み中に釣り旅行に行ってきました!
また激しく長距離運転&車中泊込みの弾丸です!(笑)目指すは能登半島!
しかし今回、最初から大幅に寝坊をしてしまいまして、早朝(夜中?)3時出発のはずが、お昼近くの超ゆっくりスタートになってしまいました(笑)首都高で新宿へ行き、そこから中央道に乗ってひたすら車を走らせました。

途中、サービスエリアで食事や休憩をしながら、6時間以上も掛かって富山県の呉羽(「ごう」かと思っていたら、「くれは」と読むそうです(笑))SAに着いた頃にはだいぶ夜も更けて雨も結構降って来たので、そこで一旦車中泊することにしました。
私の現在の愛車はマツダの「デミオ」です!今年は車を廃車にしたり譲り受けたり購入したり売却したり
もらい事故でぶつけられて運転席側のドアとリアが大破して代車に乗ったり等々、本当に紆余曲折ありまして、
5種類も車を乗り継ぐことになってしまうという壮絶すぎる状態でした(笑)
そして今、事故後に購入したこのデミオが一番気に入っています!コンパクトカーの中ではかなり頑丈で衝突に強く、しかしラゲッジが他と比べて狭いのですが、助手席を前に倒せばなんとか車中泊できるくらいの長さは確保できます。(大きめの男性とかは無理だと思いますが)
この時期の気温は車中泊に丁度良いです。暑いとエンジンを切ってエアコンなしで寝るのは不可能ですが、少し寒いくらいのこの季節なら、エアコンなしでも着込んで調整することが可能です(^-^)
そんなわけで快適に眠ることができ、翌朝を迎えました。

まずは憧れの富山湾にある、氷見漁港に向かいました!
近くの釣具屋さんで青イソを購入して、好ポイント等を伺ったのですが、おかみさん的な店員の方が釣り場マップまでくれて教えてくれました。駐車場あるかな…?と心配しながらその場所へ行ってみると、全く心配なく、だだっ広い無料駐車場がありましたよ!

釣り場はこんな感じで、丁度すごい逆光になってしまってますが、天気も良くてキラキラ輝く富山湾が絶景!

出っ張った部分に近付いてみると、今日は日曜日だけあって皆さん結構釣りをしている…!
しかも何かひっきりなしに釣り上げています。遠目に見ると、カタクチイワシ?かと思ったのですが、
間近に寄って見てみると、なんと全てサヨリでした!
コマセに集まってこんな状態でウジャウジャ居ます!

私もおこぼれをいただこうと思い、すぐに錘なしのウキ釣り仕掛けを準備し、青イソを小さく千切って投入したのですが、いくらやっても全く食って来ず!
やはりサヨリには圧倒的にエビが有効なんでしょうね~。
というわけで、手すりに張り付いていた乾いたアミコマセの残骸を剥がして、針に付けて投入してみると…(笑)一発で釣れました!(笑)

■「サヨリ」 約21cm

超良いサヨリさんゲットです~(^-^)富山湾の魚!!

サヨリさんに関しては一匹釣って即満足しまして、今度は何か別の…できれば新魚種が釣りたいと思って、チョイ投げ仕掛けで底を探って行ったのですが、その後しばらく何も釣れませんでした。
近くで、何か魚の切り身を付けて大遠投している方が居て、すごい大物が結構釣れるというような話を他の方とされていましたが、何の魚種が釣れるのかは聞き取れませんでした。
ああいう釣りで釣れると言えばやはり巨大ロックフィッシュとかヒラメ、マダイ等なんでしょうかね…?
その後、テトラになっている所で、チョイ投げ仕掛けを足元でチョンチョンやっていると、すっごく小さい当たりが来て、いつものお馴染みな感じの子が釣れました~(笑)

■「ササノハベラ」 約10cm

1時間強ぐらいしかやりませんでしたが、とにかく憧れの富山湾で釣りをした、という事に満足をした私は、次の目的地へ向けて出発しました。

その後2時間弱くらい車を走らせ、やって来たのは石川県は能登半島、の中にある能登島です!
スマホで調べたら、能登島でイカダ釣りができるということでしたので、急遽電話して予約しようとしたのですが、最初にかけた船屋さんはもう午後も予約一杯で無理とのこと。
次にかけた所は、丁度これから一組帰って来るので、13時頃からなら大丈夫かもしれないとのことで、さっそくイカダ釣りの渡船が出る向田漁港へ行きました。

こんな感じの素晴らしい漁港で、イカダ釣り以外にもイルカウォッチング等ができるみたいです。

しばらく待っていると、船長から折り返し電話があり、漁港で女性が待ってるのでそこへ行ってください、とのことでした。漁港を少し歩くと、確かに女性が待っていて、どうやら船長の奥さんのようでした。
帰還する方達を船長が連れて来るまで少し待っている間、奥さんとお話ししたのですが、今日はだいぶ釣果が芳しくないとのことで、戻って来る方達の釣果を聞いてもし全然ダメだったら止めても大丈夫ですよ。とか、餌は持ってますか?コマセはあります?とか色々心配してくれました。
餌は青イソしかない、と伝えると、じゃあ家に冷凍オキアミが少し残ってるから分けてあげる、と言って持って来てくれたり、すごく優しい方でした。遥々横浜から来た旨を伝えると、大変驚いて喜んでくれてました(^-^)

しばらくして、船長と撤退してきた方達(男女5人くらい)が戻って来て、釣果を聞いてみると、やはり全然ダメだったとのこと!しかし、その内の一人の方が、なんとか多少良型のマダイを一枚上げることはできたということでした。
船長も奥さんと同様に柔らかい感じの良い方で、横浜から来たことを奥さんから聞くと、そうでしたか遥々と!と、やはり嬉しそうに驚かれていました(^-^)
私は「とにかくこの海でイカダ釣りがしたいです、釣れても釣れなくても楽しめますので大丈夫です!」という旨をお伝えして、船長と二人、いざ船に乗り込み出航しました!


イカダの場所まではものの5分もしない内に到着しまして、この距離感は沖縄の時と同じ感じでした(^-^)

そしてイカダに到着!&上陸!こんな感じです!

沖縄の時よりも小さめで、真ん中にトイレがありますが、トイレといっても囲いの中の床に穴が開いていて、海にそのまま放出するだけのものです(笑)沖縄のイカダは大きくて小屋的なものと、普通の水洗トイレまで付いていましたから、それに比べるとかなり小規模ではありますが、穏やかな湾内でやる分には十分でしょう(^-^)

近くにもう二つ、イカダがありまして、それぞれ複数名の方達が釣りを楽しんでしましたが、あまり釣れている様子はありませんでした(笑)
日によってはもの凄い釣れるみたいですけど、それはやはり何処でもそうですね(^-^)

スマホでGoogleマップを見てみたら、当たり前ですけど思いっきり海上に居ました!
最近いつもやっているドラクエウォークも起動してみたらもちろん思いっきり海上!(笑)

釣果は期待できなさそうですが、今日は風も全然なくて、海面がベタ凪状態で非常に釣り自体はしやすいです!
見てください、この湖みたいな凪の状態を!これなら酔うこともあり得ません(^-^)

あとはのんびりと、良いお天気で能登半島の海上にいる気持ち良さを堪能しようと、置き竿にしておきました。
仕掛けは20号のジェット天秤に3本針のハリスで、青イソ2といただいたオキアミ1を付けてぶっこんでいるだけです(笑)水深は20mくらいでしょうか?

クーラーの上に座って、一面海の景色を眺めて、もしかしたらイルカも見れるかも!なんて思っていると…、なんと置き竿にしてから10分も経たない内に竿先がビクビクン!と言いだしました!
慌てて巻いてみると、かなり!なかなか良い引き!これは平べったい魚だ!と思わせる良い泳ぎでした。
しかし、半分も上げてこない内にバレてしまいました…(>-<)
一気に釣りに集中し出しまして(笑)、もう一度ボトムまで落として、今度はしっかり手に持って当たりを待ちました。
すると、数分してまたビビクーン!と来て、同じ感じの良い泳ぎの魚が掛かりました!
そして今度はゲットすることができました~!

■「マダイ」 約23cm

途中タモを出動しようかと思ったぐらいですが、上げてみると意外と小さめでした。
タイとかメジナ的な平たい魚って、サイズに見合わない引きですよね!青イソの針に掛かってました。

船長の奥さんと話していた時に、釣った魚はいつも大抵リリースすると伝えたら、それなら是非持って帰って来て!今晩のご飯にするから!と言われていたのを思い出し、クーラーに海水を入れて、マダイ君を入れて生かしておきました。しかし、しばらくして、この海水とマダイ入りクーラーを肩に担いで帰りの船に乗り込まなくてはいけないことを想像したら、大変すぎると思ってしまい、サイズも大したことないので(私の中ではマダイ最大サイズレベルですが(笑))晩御飯のおかずにもならないかと思ってリリースしてしまいました。今冷静に思えばかなり勿体ないことをしました(^-^;)

その後は、全く何事もなし!魚信も触りも何も一切なしで、16時頃にはタイムアップで、船長が迎えに来てくれて帰港しました。

それにしても本当にベタ凪で、海面が鏡面みたいになっていて非常に綺麗でした。

帰りの船で、マダイが釣れたことを船長に伝えると、私がそのマダイを持った所を是非写真撮らせて欲しい、船のブログに載せさせて欲しい!と言われましたが、リリースしてしまったことを伝えると、非常に残念がられていました。奥さんにもスマホで撮ったマダイの写真をお見せしたら、「このサイズなら全然良い、もっと小さくても味噌汁とか入れたら最高だし、むしろこのくらいのサイズが一番美味しいのに~」と言われて、私も犯してしまった過ちに愕然としたりしましたが、でもお二人共、とにかく私が釣れたことに対して非常に喜んでくれていました。もちろん私自身一番嬉しかったですが(^-^)
とにかく二人共非常に良い方達で別れる時名残惜しくなってしまいましたが、お土産にと地元で採れた柿までくれたりして、旅先でこの優しさは非常に染みるというか、心が暖まり良い思い出になりました(^-^)

そしてその後、また2時間くらい車を走らせて、金沢駅の近くで予約していたビジネスホテルにチェックインし、一旦荷物を置いて金沢駅周辺を散歩してみました。

金沢駅はすごく発達していますね!

その後、駅ビルに入っている回転寿司屋さん「廻る富山湾 すし玉」で食事しました。

中トロ、ブリ、ノドグロ、サーモン、富山湾の天然ブリ、炙りブリ、焼きアナゴの7皿いただきました!
新鮮ですごく美味しかったです(^-^)

そしてホテルで一泊し、翌朝からは岐阜県に向けて出発しました!
この日、11日は特に釣りはしていませんが、下呂温泉に行って日帰り入浴をしてきました(^-^)

「水明館」という歴史のありそうなホテルの日帰り入浴で、ゆっくり温泉に浸かって癒されました(^-^)
写真とかでよく見るあの下呂温泉を流れる川の景色も趣があって綺麗でした。

その後、今日宿泊する飛騨高山へ戻りまして、予約していたビジネスホテルにチェックインして、夜に街中を散歩しました。

飛騨はあのアニメ映画「君の名は」の舞台になった場所でもあります。聖地の神社や飛騨古川駅には行きませんでしたが。飛騨高山駅の近くには「古い町並み」という通りがあって、確かに江戸時代のお屋敷みたいな建物が立ち並んでいて面白かったです。

そして、その飛騨高山にある「丸明」という飛騨牛専門店で、この旅一番の贅沢な食事をしてしまいました!
「A5ランク飛騨牛のステーキ」と「A5ランク飛騨牛の焼肉」でございます!ひゃ~(笑)


食べながらも涎が垂れそうになり、自然と笑顔になっているという、至高のお食事を堪能させていただきましたよ!(笑)

ステーキも焼肉も、勿論とろけました!!あと、ご飯に混ぜて食べる飛騨牛のそぼろみたいなのもまた良い!

途中我慢できなくなり、ビールも行きました!(笑)
…至福の状態でホテルに帰り、そこでさらにお酒を飲んでヘブン状態で眠りにつきました…。
めっちゃ胃に悪いですし100%太りますが、たまにはこんな形振り構わぬ贅沢も良いですよね!
こういう時中途半端にやると「欲望の解放のさせ方が、下手…。」とカイジの班長に怒られてしまいます(笑)

そして翌日、飛騨高山から山道を散々走り、2時間半以上もかけて長野県は大町市に移動しまして「フィッシングランド鹿島槍ガーデン」でエリアトラウトを楽しんできました!
鹿島槍ガーデンがある場所は、標高が高めで水温が平地よりも冷たい状態で保たれており、低水温が得意なトラウト達にとって非常に良いコンディションの管理釣り場となっています。
そして放流してある魚のサイズが軒並み大きいことでも有名な場所です。
まずは受付小屋出てすぐにある2号池でやってみました。

色付いた山々の景色も素晴らしく綺麗です。

2.2gの赤いスプーンでひたすら探って行ったのですが、最初しばらく当たりがなく、30分くらいしてようやくヒットが来ました!
なんといきなり今までにトラウトで感じたことのないような、とんでもないパワーで引っ張られ、シーバス用に使っているリールのドラグが際限なく出て行きます!
デカトラウトを相手にするという事で、今回は普通にいつもシーバスで使用している7ftで柔らかさMのロッドにシマノ2500番リールにPE1号というオーバーパワーな感じでやっていましたが、全然それでもむしろ丁度良いくらいのすごい引きでした!
これは普通のトラウト用タックルでやってたら上げるのにどれだけ時間かかるんだろう、というほどでしたが、とはいえ私はシーバス仕様ですので、ドラグを締めて1分もかからない内に上げることはできましたが(笑)

キタ━(゚∀゚)━!!いきなりこんなの釣れちゃいました~!(゚∀゚)
文句なく私史上過去最大サイズのニジマスです(^-^)

とりあえず一匹強烈なのを釣ることができて安心し、他の池を巡ってみることにしました。

2号池の奥の少し高い所に1号池があります。

そして2号池の脇には渓流的な感じのエリアがあります。

小屋の横の養殖場を抜けると3号池があります。

3号池は濁った状態が特徴とのことでしたが、この日はそんなに違いは感じられませんでした。
2号池は水が常に循環して、中心の島の周りをグルグルと流れいていて一番釣りやすい池だそうです。そして巨大なイトウ様も放流されているとのこと!

やはり2号池が一番良いと感じまして、2号池に戻ってまた赤いスプーンでひたすら探って行きました。
するとしばらくしてヒットがあり、さっき程はいかないまでもかなり強めの引きの魚が掛かりました!
難なくファイトして上げてみると…、なんだこれは模様がすごい~!口もすごい!(^-^)

初のブラウントラウトをゲットしました!しかもナイスサイズ!

その後、このサイズの魚達でやったらどうなるか試してみたかった…テンカラを出動させました!(笑)
丁度夕方も近付いてきて(この辺りは山に囲まれて日没も早いので、15時前はもう夕方という雰囲気です。)トラウト達の活性が上がって、至る所でライズもし始めていました。

そんな中に、本物の羽虫にしか見えないフライをテンカラで振り込むと、もはや入れ食い状態になり、キャスト4連続くらいでヒットしてきました(笑)




4匹目のこれはブラウンですねきっと!

運よく無難なサイズしか掛からなかったので、上げることができましたが、掛かった後は結局途中から手でラインを手繰り寄せて上げる感じになります。まあそれはフライも同じようなものですが、圧倒的にラインが短いテンカラでデカイのが掛かった日には、ラインを出して遊ばせる余裕もなく、すぐにブレイクさせられてお仕舞になりそうな気がします(笑)

最後にルアーロッドに戻して、イクラそのものにちょっと毛が生えたみたいなルアーで一匹釣ってラスト、タイムアップになりました~(^-^)

鹿島槍ガーデン、噂通りビッグサイズで、良く釣れますしすごく楽しめる管釣りですね!

帰り道で、車の目の前を猿が3匹横切ったので、ビックリして車を停めて、写真を撮りました!

かなりズームしている状態なので粗いですが、こんなお猿さんが普通に出没する感じの自然溢れる所です!

帰りに中央道に乗る前くらいに蕎麦屋さんがあったので食事しました。

信州サーモンの刺身を信州ワサビで…。そしてキノコの天ぷらと信州十割蕎麦!美味しかったです。

というわけで!長々と書いてしまいましたが、中部地方を車で巡った釣り行脚の旅。最高に楽しめました。
旅をするにも、釣りというメイン目的があると何倍にも楽しみが膨らみますね。
本当に釣りは素晴らしい人生のスパイスです。

ところで、横浜のシーバスですが!帰った後に何度か某T川を探りに行きましたが、あまりに気候がおかしすぎるというか、あれだけ寒かったのに急に生暖かい日が来たりして不安定過ぎてシーバス君もあまり居ないようです…。
セイゴ君なら橋脚とかにわずかばかり居る感じがしますが、少ない気がしますね。
ただ、以前に橋の上から目撃した80cmオーバーと思われるランカーシーバス君を、こないだもう一度目撃しました!あれを見てしまうと興奮してすぐに釣りをしたくなるんですが、実際やってみるとかなり渋くて辛いです…(笑)
でも時期的にはまだまだ楽しめると思いますので暇を見つけて頑張りたいと思います!

Written By クレイン